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第9日 大山参詣(その2)
鳥居をくぐると「先代」の狛犬が いる。ウンが一匹だけで、耳も取れ 丸まっている。
帰りは不動尻見晴らし台を通る道を行く。 下りはなだらかな坂で多少距離があるが、足場も整備されている。 背の低い落葉樹と草のある道で、上り道と様子が違うのは山の向きによるのか。
見晴らし台に着く。多くの人が休んでいる。下界より山頂がよく見える。 ガスっていて、ぼやけているのが残念である。
二重滝神社に着く。木が茂った岩の間から滝が落ちてくる。
すぐに、下社の境内の下の道にでる。 そこに「従是女坂道」の道標が立っている。
「女坂に七不思議あり」の説明板がある。
途中に雨降(阿夫利)山大山寺が ある。 天平時代(729〜749)聖武天皇が 国家安泰を祈願した勅願寺である。
七不思議が続く。
「子育て地蔵」、最初は普通の地蔵として安置されたが、 いつからか顔が童に変わっていたという地蔵である。
長い山林の中の気持ちのよい坂を下りきると、八意思兼神社がある。
そこに大山参詣の御師の家で、現在は廃屋になっている家がある。 入り口の鴨居の上に古く変色した多くのしゃもじがかけてある。神社で奉納するしゃもじは このように飾るものかと感心した。
参道を下る。参拝客が土産を買っている。
参道の中の休み処で一服し、バス停まで行く。